愛機


先日、日頃使っているアンプが修理から帰ってきた。『基盤の傷みが少し酷いようです』と告げられました。けれど、毎回必ず直して下さる。音色と回路図を理解される職人さんがいるかぎり大丈夫ですと帰り際に挨拶され、ほっとしました。
今日、SWANKY SYSTEMSさんからご紹介を承けましたお客様とお会いしました。写真は、修繕させていただいた楢のテーブルの脚の仕舞です。美しい象嵌が施されとてもモダンです。時代は、多分大正期だと思います。まだ、日本にプライウッドの技術がない時代、洋家具を見よう見まねでつくったものだと思います。お預かりした時は、無垢の天板の矧ぎ切れや幕板と脚の組手のバレがあったのですが、また、普段使いしていただけるものにしてお返しすることができました。

貴重な材を使って真面目につくられたものには、緊張感と誇りが宿ります。それを見るとやはり緊張感と敬意をもって仕事にあたらねばなりません。そして、何よりその仕事に重きをおいて下さるお客様、SWANKY SYSTEMSさんに、感謝しております。

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